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イエス・キリストの教会
の回復

キリストは地上に御自身の教会を組織された

キリストは地上における短くも力強い教導の業の中で,「わたしは道であり,真理であり,命である」( ヨハネ14:16 )と弟子たちに言われました。それは時宜を得た,必要なメッセージでした。御自身の誕生までの数百年にわたって,多くの人々が神の戒めに従って生活することをやめていたからでした。昔の預言者アブラハム,イサク,モーセなどに宣言されたように,キリストは御自身の福音を宣言することによって世に光を取り戻されたのでした。キリストは,ペテロ,ヤコブ,ヨハネを含む12人を主の使徒として選び,彼らの頭に手を置いて神権と呼ばれる権能をお授けになりました。それはバプテスマを執行し,主の教会を統治し,主の言葉を世界に広めるための権能でした。

キリストは大きな影響を及ぼし,多くの奇跡を行われたにもかかわらず,最終的に拒まれ,十字架につけられました。キリストの死後,勇敢で忠実な使徒たちは,キリスト不在のまま働きを続け,新たな人々にバプテスマを施し,聖徒の集まりを幾つか創設しました。

大背教

キリストの使徒と忠実な弟子たちの英雄的な働きにもかかわらず,キリストによって回復された原始教会は次第に衰えていきました。会員たちは激しい迫害を受け,一人を除いて全員の使徒が殉教しました。この時期は大背教と呼ばれています。キリストによって体系づけられた福音からの「背教のこと」( 2テサロニケ2:1-3 )が起きたからでした。神権の鍵を授け,教会のために啓示を受ける使徒の権能は多くの貴重な教えとともに失われました。偽りのキリストの教えが教会に入り込み,その結果,意見が対立し,真理は失われました。この時代をわたしたちは大背教と呼んでいます。

キリスト教は,権能や神の指示がなく,福音の最も基本的な教えについてさえ意見の対立を抱えたまま存続するよう努力しました。神権の権能や完全な福音がないために,人々は,聖文と原則と儀式を解釈するのに人の知恵に頼るしかありませんでした。多くの偽りの考えが真理として教えられ,父なる神と御子イエス・キリストと聖霊の本性と属性についてわたしたちが知っていることの多くが失われました。信仰,悔い改め,バプテスマ,聖霊の賜物などの基本的な教義がゆがめられ,重要な教義がことごとく失われました。

数世紀後に,マルチン・ルターやジョン・カルビンなど,霊感を受けた人々は,儀式と教義が変更されたり,失われたりしたことに気づき,自分の所属する教会を改革しようとしました。しかし,主イエス・キリストの使徒の権能がなく,イエス・キリストの福音と教会を初期の状態に戻すことはできませんでした。

神はジョセフ・スミスを通してキリストの教会を回復されました

もし隣の家に住む少年が,自分はまことの教会を地上に回復するために神によって召されたと言ったら,彼を信じるでしょうか。恐らく信じないでしょう。ナザレの多くの人々も,近所の大工であるイエス・キリストが救世主であるとは信じませんでした。

霊的な混乱状態が何世紀にもわたって続いた後,人々はイエス・キリストが最初に説かれた真理をどうしても必要としていました。1820年に神が御自分の使者として14歳の少年を選ばれたとき,ほとんどの人は耳を傾けようとしませんでした。ジョセフ・スミスはアメリカ合衆国に住んでおり,そこは当時信教の自由を宣言していた唯一の国でした。彼の家族は信仰のあつい人々で,絶えず真理を求めていました。

ジョセフはキリスト教の多くの教派の中から,いずれに加わるかを決めなければなりませんでした。ジョセフ・スミスは,それらを注意深く研究した後も,どの教会に加わるべきかまだ混乱していました。後にこう記しています。「様々な教派間の混乱と争いが非常に激しかったので,わたしのように若…い者にとって,だれが正しく,だれが間違っているか,確かな結論を出すことは不可能であった。…この言葉の争いと見解の騒動の渦のただ中にあって,わたしはしばしば心に問うた。『何をしなければならないのだろうか。これらすべての教派のうちのどれが正しいのだろうか。それとも,ことごとく間違っているのだろうか。もし彼らのうちのどれかが正しいとすれば,それはどれで,どうすればそれが分かるのだろうか。』」( ジョセフ・スミス―歴史1:8,10

彼は導きを求めて聖書を開きました。そして次の箇所を読みました。「あなたがたのうち,知恵に不足している者があれば,その人は,とがめもせずに惜しみなくすべての人に与える神に,願い求めるがよい。そうすれば,与えられるであろう。」( ヤコブの手紙1:5 ) ジョセフは素朴な信仰をもって,その通りに実行してみることにしました。1820年の春,ジョセフは近くの森へ入り,ひざまずいて祈りました。その経験をこう記録しています。「わたしは自分の真上に,太陽の輝きにも勝って輝いている光の柱を見た。そして,その光の柱は次第に降りて来て,光はついにわたしに降り注いだ。…その光がわたしの上にとどまったとき,わたしは筆紙に尽くし難い輝きと栄光を持つ二人の御方がわたしの上の空中に立っておられるのを見た。すると,そのうちの御一方がわたしに語りかけ,わたしの名を呼び,別の御方を指して,『これはわたしの愛する子である。彼に聞きなさい』と言われた。」( ジョセフ・スミス―歴史1:16-17 ) 示現の中で父なる神と御子イエス・キリストが御姿を現わされました。救い主はジョセフにいずれの教会にも加わらないようにと言われました。当時,多くの善良な人々がキリストを信じ,主の福音を理解し,教えようとしていましたが,彼らは完全な真理を持っておらず,また,バプテスマを施し,その他の福音の儀式を執行する権能を持っていませんでした。この示現は地上にイエス・キリストの教会が回復される幕開けとなりました。神はそれから10年後に,天の教えを受け知識を得たジョセフ・スミスが教会を設立することを承認されました。こうして再び,あらゆる人が福音に従って生活することによってもたらされる喜びと祝福を受けられるようになったのです。

ジョセフ・スミスについて詳しく知る

回復された主の教会を導く権能

神の権能を持つとは実際にどのようなことでしょうか。神の御名によって行動する権能は神権と呼ばれます。それをほかの人になすべきことを告げる力であると誤解している人が一部にいますが,正しくは神の教会のために神の御名において行動することができるという意味です。わたしたちが自分に代わって行動する代理権をだれかに与えるようなことです。

末日聖徒イエス・キリスト教会が組織される前に,ジョセフ・スミスは,イエス・キリスト御自身から同じ「力と権威」を受けたバプテスマのヨハネ,そしてペテロ,ヤコブ,ヨハネから神権の権能を授かりました( ルカ9:1 )。これらの人は天使として訪れて,ジョセフ・スミスに神権を授けたのでした。現在の預言者トーマス・S・モンソンはジョセフ・スミスの正統な継承者です。モンソン大管長とほかの使徒たちが持つ神権の権能は途切れることなくイエス・キリストまでさかのぼることができます。

モルモン書

モルモン書は,イエス・キリストが実際に地上に住んでおられたこと,また今日もなお神聖な救い主として生きておられることを証しています。モルモン書はイエス・キリストの実在と聖書の真実性を断言する第二の証です。その起源の話は,教会の回復を取り巻くその他の様々な出来事と同様に奇跡的です。

新約聖書の使徒たちに天使がしばしば姿を現したように,1823年に,ジョセフ・スミスはモロナイという名の天の使者による訪れを受けました。モロナイは,近くの丘に埋められているアメリカ大陸の古代の住民の記録についてジョセフに告げました。そこにはイエス・キリストの完全な福音が記されており,薄い金の板に書かれていると述べました。ジョセフはその書物を英語に翻訳しました。その書物は,それを編さんした古代の預言者,モルモンにちなんでモルモン書と名づけられました。

モルモン書は,聖書と同じ聖文の形態で翻訳され,記されており,神の戒めに従って生活しようと努めていたその時代の義にかなった民が苦難を味わったことを記録しています。彼らは,今日も時々見られるように,信じていることのためにしばしば物笑いの種にされ,迫害されました。特に感動的な箇所は,キリストが復活後間もなくアメリカ大陸を訪れられたときの詳細な記録です。キリストは人々に,ご自分の両手,両足,脇の傷跡に触れてみるようにと言われました。人々を祝福し,癒し,奇跡を行い,また聖書に働きが記録されている12人の使徒と同じ権能を12人に授けられました。キリストの訪れは非常に大きな影響を与えたため,およそ170年間,民は平和に,義にかなった生活を送りました。

モルモン書についてさらに学ぶ

神は愛にあふれるわたしたちの天の御父です

回復された教会の中心を成す真理は,神はわたしたちの天の御父であられ,わたしたちは御父の子供であることです。御父はわたしたち一人一人を御存じであり,わたしたちの想像を絶するほどにわたしたちを愛しておられます。御父はわたしたちがこの世で立派に生活し,戻って御父とともに暮らすことを願っておられます。わたしたちの地上の生活は,肉体を得て,学び成長して,喜びを見いだすという御父の計画の一部を成すものです。人生では時々,つらいこと,寂しいこと,恐ろしいことに出会いますが,天の御父はいつもあなたを心にかけておられます。御父はあなたの祈りにこたえて,いつでも慰め,平安,導きを与えてくださいます。

御父は,わたしたちが従えば人生で祝福を得られるように道を備えてこられました。この道はわたしたちが御父のもとに帰るために必要なものです。これによって,わたしたちはキリストの贖いの犠牲の効力を完全に受けることができます。わたしたちはこの道を歩んで行くことにより,この世でも来るべき世でもいっそう大きな平安と喜びを見いだすのです。

神の計画において家族は大切です

わたしたちの中には愛にあふれる両親とともに幸福で安心できる家族の中で育てられた人もいれば,そうではなく,憧れた愛や支えを得られず厳しい状態の中で成長してきた人もいることでしょう。おそらく,人は大人になると,幸福な家庭を望むようになるものなのです。

家族の中で平穏に暮らすことは必ずしも容易ではありません。しかし,回復された神の教会において,結婚と家族は,現在も永遠にも最も重要な社会の単位であると信じられています。神は,永遠に家族と一緒に住む準備をするために自分ができることをすべて行うようわたしたちに望んでおられます。わたしたちが,信仰,祈り,悔い改め,赦し,尊敬,愛,同情,労働,健全な楽しみなどのキリストの原則を中心にして結婚生活と家族を築くなら,家庭は避け所となり,平和で計り知れない喜びの場所とすることができます。

落胆してはなりません。わたしたちがどれほど一生懸命に努力しても,結婚生活と家庭は完全にはなりません。それはわたしたちが経験することになっている成長過程の一部です。配偶者や歩き始めの子供,10代の若者があまりにも人間にありがちな行動をとるとき,わたしたちがどのように忍耐と愛情を示すか,その方法を学ぶように,神はわたしたちに望んでおられます。わたしたちの務めは彼らに仕えることです。それは,わたしたちがもっと神に近づく助けになることでしょう。

家族を強めることについて詳しく知る

神は今日わたしたちに対してどのように話しかけておられるのでしょう

神はまた,神の御名によって語り行動する権能を持っている預言者を通して,わたしたちに指示を与えてくださいます。歴史を通じて,ノア,アブラハム,モーセ,ペテロ,バプテスマのヨハネ,使徒パウロ,また数知れないその他の勇敢な預言者たちは,わたしたちのキリストを信じる信仰が強められるように,キリストについて熱烈に証を述べました。

ジョセフ・スミスが1844年にイリノイ州カーセージで悲劇的な殉教を遂げた後,回復された教会を指導する務めは,当時先任使徒であったブリガム・ヤングに引き継がれました。それから33年間にわたって,彼はキリストの指示の下で教会を指導し,1847年には開拓者の最初のグループを,平原を渡ってソルトレーク盆地に導きました。そのほかに合衆国とヨーロッパからの7万人を超える人々の移住を管理し,合衆国西部,カナダ,メキシコに350以上の定住地を設けました。

預言者の継承は今日も続いており,現在の預言者,大管長はトーマス・S・モンソンです。二人の顧問,ヘンリー・B・アイリングとディーター・F・ウークトドルフが彼を助けています。この三人が(キリストの時代のペテロとヤコブとヨハネのように)末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長会を構成しています。神は預言者モーセを立てて,イスラエルの民を奴隷の状態からより良い地へお導きになりました。それと同じように,わたしたちが生ける預言者に従うことによってイエス・キリストに従うことを選ぶなら,神はわたしたちをもっと幸せで,もっと平安な生活に導いてくださいます。わたしたちは皆,生ける預言者の言葉を読み,あるいは聴くように求められています。また神の御心を知ることがどれほどわたしたちの生活に益をもたらすかについて考えるように勧められています。